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カリフォルニアアシカの赤ちゃん誕生──6/21

 2002年5月22日と25日、カリフォルニアアシカの赤ちゃんが生まれました! 産んだのは、22日がチャッピー(6歳)、25日はカコ(8歳)。赤ちゃんはオス2頭です。しばらく泳げなかったのですが、最近は懸命に泳ぐすがたが見られます。親と離れているときは、たいてい2頭いっしょに陸の上で寝そべっています。

 カリフォルニアアシカは、表門から入ると東園のずっと奥、売店のそばの池にいます。おとなは4頭。一夫多妻で知られるとおり、オス1頭、メス3頭のくみあわせです。アシカ類は雌雄で体の大きさがちがうのが特徴で、4頭のうち、いちばん大きいのがオスの「ジョン」(6歳)。体の色がすこしうすいのが最年長の「カツコ」(15歳)。

 チャッピーとカコは1頭でいるとわかりづらいのですが、2頭をくらべると、すこし体色が濃く、首が細いのがチャッピーです。飼育担当者によると、赤ちゃん2頭の体色の差、首の太さの差は、やっぱりお母さんの特徴を受けついでいるそうです。

 アシカ池では、毎日11時20分ごろと15時20分ごろ、担当者がアジを手で投げてあたえます(時間は前後する場合があります)。アジの量は、4頭で1日合計25キログラム。この時間になると、おとなのアシカたちは「くれー、くれー! アジをくれー!」とばかり騒ぎまくるのですが、赤ちゃん2頭は見てるのか見てないのか、陸の上でボーっとしています。

 赤ちゃんはお母さんからミルクをもらいます(授乳期間は、野生では5~12か月ぐらいとのこと)。今日見に行くと、1頭の赤ちゃんが、えさの時間が終わって水からあがったお母さんのあとを追いかけ、しばらく吸いついていました。



・「どうぶつ図鑑」のカリフォルニアアシカはここ



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