2月2日、
静岡市日本平動物園からオオアリクイのメスがやってきました。その名も「ガンコ」。2000年8月16日うまれで、1歳8か月をすぎました。
現在、オオアリクイはもう1頭、オスの「リキ」がいます。リキはやはり日本平動物園生まれ(1999年12月1日)で、昨年4月から西園の走禽舎で展示されていましたが、ガンコの来園とともに、これまでゾウガメのいた放飼場に移動しました。
上野動物園の東園(正門のあるのが東園です)から橋をわたって不忍池のある西園へやってくると、橋の下にオオアリクイの放飼場が見えます。これまで2頭を交替で出していましたが、問題がなさそうなので、放飼場では同居させています。
オオアリクイは長~い舌をもっていますが、リキとガンコは、おたがいの口の中をその舌でなめあう仲のよさ。午後3~4時には、特製の餌(鶏肉、牛レバー、ドッグフード、葉食いサル用ペレット、卵黄をミキサーにかけたもの)を与えます。ドロドロの餌をプラスチック容器に入れて、放飼場のフェンスにかけると、「フンフン」とかぎまわるオオアリクイたち。
でも、毎日この方式で餌をあたえているというのに、アリクイたちは慎重なのでしょうか、餌のところに近づいては離れ、近づいては離れ、近づいては離れ……。お客さん帰っちゃうよー! 食べ始めると必死です。実物を見れば、舌の長さと動きにきっとびっくりしますよ。