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極楽鳥(アカカザリフウチョウ)初来園!──4/19
 極楽鳥(ごくらくちょう)はスズメ目フウチョウ科の鳥。ニューギニア島と周辺の島々、オーストラリア東部でくらしており、約40種ほどが知られています。

 このたびニューギニア航空の成田就航を記念し、パプアニューギニア政府から親善のしるしとして、フウチョウの一種「アカカザリフウチョウ」2ペア(オス2羽・メス2羽)が贈られることになりました!

 現在、パプアニューギニア政府は極楽鳥の輸出を禁止しており、世界的に見てもめずらしく、過去に輸出された個体が飼育されている状態です。

 フウチョウ科の鳥は森林の樹上で生活し、繁殖のために群れる時期をのぞけば、単独か雌雄のペアでくらしています。今回来園するアカカザリフウチョウは、パプアニューギニアの固有種。オスはオレンジ色の飾り羽をもち、頭部は黄色、のどは緑色をしています。メスは全体がじみな茶色で飾り羽はなく、首筋が淡い黄色です。体長は33~36センチ。

 ヨーロッパにはじめてオオフウチョウがもたらされた16世紀、各個体は交易用に足を切り落とされた状態で運ばれていました。そのため、この鳥は一生枝にとまらず、風にのって飛んでいる「天国の鳥」 bird of paradise と考えられたのです。フウチョウ(風鳥)と呼ぶのもおなじ発想でしょう。

 到着は成田就航の初日にあたる4月20日(土)ですが、日本到着後はしばらく健康のチェックをして、お披露目式とともに公開をはじめます。スケジュールは決まりしだいお知らせします。


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