多摩動物公園のアミメキリン「ユウ」が豊橋総合動植物公園へ旅立ち、長野市茶臼山動物園から「カンスケ」がやってきます。繁殖のための移動計画です。
◎「ユウ」の旅立ち
「ユウ」(メス、1990年2月11日多摩動物公園生まれ)の出発は、2007年10月3日(水)です。多摩動物公園のアフリカ園サバンナでは12頭のメスを飼育しています。ユウは4頭を出産し、4頭とも元気に育っています。
ユウは穏やかでおっとりした性格。子育てもじょうずなキリンですが、残念ながら多摩動物公園にはオスがいません。そこで、オス1頭(「ジョウ」)を飼育している豊橋総合動植物公園に貸し出すことになりました。ジョウはりっぱな体格と人なつっこい性格をもつ好奇心旺盛なオスで、一昨年(2005年)死亡したメスとのあいだに3頭の子どもをもうけており、ユウとの繁殖も期待されます。
◎「カンスケ」の来園
12頭のメスのうち、ユウが旅立った後、オス1頭が長野市茶臼山動物園からやってきます。名前は「カンスケ」。2006年10月22日生まれです。父親は沖縄こどもの国生まれの「ヨウコウ」、母親は多摩動物公園生まれの「カナエ」。
来園日は2007年10月9日(火)です。カンスケはまだまだ子どもですが、将来の繁殖をめざして、借り受けることになりました。ユウの子ども「ユーカリ」(1歳)、いしかわ動物園からやってた「アミ」(1歳7か月)といっしょになかよく成長してくれることでしょう。将来の繁殖も期待されます。
公開日は未定です(検疫終了後に公開)。なお、動物の搬出、搬入時の取材はできませんので、ご了承ください。
写真上:ユウ一族。手前に顔が大きく映っているのが、第2子ユメ。全身が映っている3頭は、右がユウ、真ん中が第3子ユキ、左が第4子ユーカリ。(右に小さく顔と首だけが映っている2頭はユウ一族ではありません。)
写真下:キリン舎室内。左奥に小さく映っているのがユーカリ、真ん中はユメ、右はユウ。
※撮影:坂本千尋(多摩動物公園北園飼育展示係)
(2007年09月28日)
|