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コアラ6年ぶりの繁殖──2006/12/08

 2006年11月29日、コアラのミリー(メス、2000年8月23日、名古屋市東山動物園生まれ)とモモジ(オス、1997年2月7日、横浜市金沢動物園生まれ)のあいだに生まれた赤ちゃんが、母親の育児嚢(おなかの袋)から出てきました。コアラは育児嚢から出た日の半年前を誕生日とみなします。逆算すると、赤ちゃんの誕生日は2006年5月29日頃と思われます。

 多摩では、2000年7月3日にオスが誕生して以来、6年ぶりのコアラ繁殖となりました。

 モモジは神戸市立王子動物園の個体。2006年2月以降、多摩からメス2頭(ミリーとアヤ)、王子からオス1頭(モモジ)が埼玉県こども動物自然公園に「集結」し、埼玉のメスを含め、繁殖に取り組みました。アヤは交尾を確認できませんでしたが、交尾をしたミリーについては、6月30日に触診で赤ちゃんの存在を確認しました。

 母子はコアラ館で公開中(午前9時30分~午後4時30分)ですが、赤ちゃんは袋に入っていて見えないかもしれません。また、おなかのあたりにいて、見えづらい場合もあります。

※写真は2006年12月2日撮影

(2006年12月8日)



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