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ユキヒョウの子どもの旅立ち──2006/04/13
 ユキヒョウは中央アジアの山岳地帯でくらす動物。日本国内には、11の施設に26頭(オス12、メス14)しかいません(2005年12月31日現在)。そのため、計画的な繁殖を進める必要があります。多摩動物公園でも、ユキヒョウを「ズーストック種」に指定し、名古屋市東山動物園からメスの「ユキ」を借り受けて、繁殖計画を進めてきました。

 その結果、2005年はユキの初産として、カーフ(オス)、スピカ(メス)、エニフ(メス)が誕生。また、マユが双子のシリウス(オス)とアクバル(オス)を産みました。マユも初産です。父親はいずれも、シンギズ。

 東山動物園との契約により、このたびカーフは東山動物園に旅立ちます。また、スピカとシリウスも、今後の繁殖計画を進めるため、それぞれ、熊本市動植物園と和歌山県アドベンチャーワールドに出発することになりました。

 ユキ──1998年5月13日、ポーランドのポズナニ動物園生まれ。2004年12月6日に名古屋市東山動物園から来園しました。
 マユ──1999年5月4日、多摩動物公園生まれ。
 シンギズ──2000年10月13日、カザフスタンのアルマティ動物園から来園。

 カーフ──2005年5月27日、多摩動物公園生まれ。
 スピカ──2005年5月27日、多摩動物公園生まれ。
 シリウス──2005年6月7日、多摩動物公園生まれ。

 出発日は、カーフが2006年4月19日(水)、スピカは4月21日(金)、シリウスは4月15日(土)です。3頭の出発後、多摩動物公園のユキヒョウは、オス2、メス5の計7頭になります。

名古屋市東山動物園
アドベンチャーワールド
熊本市動植物園

※写真は上から、カーフ、スピカ、シリウス。

(2006年4月14日)



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