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昆虫園「虫とふれあいコーナー」再開しました
 └─ 2023/11/08
 多摩動物公園の昆虫園本館では、2023年10月12日に「虫とふれあいコーナー」を再開しました。このコーナーでふれあいができるのは、オキナワトガリナナフシ、サツマゴキブリ、オカダンゴムシ、ワラジムシの4種類です。

 この4種類について、私がおすすめするそれぞれの注目ポイントを紹介します。まず、オキナワトガリナナフシは手のひらに乗せると長い脚を動かして腕の上へ上へと登ってきます。肌に伝わるくすぐったいけど少し気持ちよい感触、ぜひ手のひらにのせて味わってみてください。

 次に、ゴキブリだけどゴキブリっぽくない体をしているサツマゴキブリ、鎧状の体の質感や光沢のある体、小さな鱗のような翅にゴキブリにしては遅い動きが注目ポイントです。このふれあいでゴキブリのことが好きになるかもしれません。

 最後に、オカダンゴムシとワラジムシは同じケースのなかにいます。混雑していてどちらがオカダンゴムシでどちらがワラジムシなのかわかりにくいかもしれませんが、体の違いや動きに注目して見分けてみてください。

 そのほかにも、実際にふれあうことで感じられることや発見することなどがあると思います。脚などの弱い部分を引っ張らないなどのふれあい方についての説明をよく読んで、ぜひ虫たちとふれあってみてください。
 
 なお、昆虫とふれあったあとには、お近くのトイレの水道で手洗いをお願いします。

場所 多摩動物公園 昆虫園本館1階
時間 9時30分~16時30分(昆虫園本館の開館時間と同じ)

再開した虫とふれあいコーナー
オキナワトガリナナフシとのふれあい

 多摩動物公園の昆虫園本館にある「虫とふれあいコーナー」は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、2020年2月22日から休止していました。ふれあい昆虫を介したウイルスの接触感染のリスクや、感染防止のために使用するアルコールなどの消毒剤による昆虫への影響などを考慮したためです。COVID-19が感染法上の位置付けが5類に移行し、その後都内感染者数が減少してきたことを踏まえ、2023年10月12日から再開しました。

 飼育管理上の都合や混雑状況によって、内容を変更したり、再休止したりする可能性があります。ご了承ください。

〔多摩動物公園昆虫園飼育展示係 関本〕

(2023年11月08日)



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