多摩動物公園では、環境省が進めるトキ保護増殖事業に協力するため、佐渡トキ保護センターから2007年に2ペアを預かって飼育を開始しました。その後、ペアの追加や交代を経て、現在も非公開での飼育繁殖をおこなっています。
今回は、2021年に多摩動物公園で誕生したトキ6羽を、佐渡トキ保護センターへ移動します。
佐渡へ移動するトキ
(撮影日:2021年10月9日)
移動するトキの性別と誕生地
オス 2021年4月13日 多摩動物公園生まれ
オス 2021年4月16日 多摩動物公園生まれ
メス 2021年4月30日 多摩動物公園生まれ
メス 2021年5月3日 多摩動物公園生まれ
メス 2021年5月13日 多摩動物公園生まれ
メス 2021年5月16日 多摩動物公園生まれ
移動予定日
2021年10月25日(月)
経緯
多摩動物公園は2007年度から、トキ保護増殖事業計画にもとづき、鳥インフルエンザなどの感染症による絶滅の危機の回避などを目的に分散飼育を受け入れ、14年連続で繁殖に成功しています。
多摩動物公園から佐渡トキ保護センターへ移動する幼鳥6羽は、今後の放鳥計画に組み込まれる予定です。
多摩動物公園での飼育数(10月22日現在)
オス5羽、メス7羽、計12羽 ※今回移動する個体を含みます。
今年の国内でのトキの繁殖状況
佐渡トキ保護センター、同野生復帰ステーション及び多摩動物公園を含む5つの分散飼育地を合わせて、今年の繁殖期は、国内で40羽(2021年9月30日現在)のトキが育っています。
(2021年10月22日)