多摩動物公園では毎年恒例の
「秋の鳴く虫展」が開催中です。
今年はなるべく多くの種の鳴き声を聴いていただき、それぞれの違いを感じてもらうことに焦点を当てた展示となっています。会場には今の季節に合わせて「月見」をイメージした装飾がされています。
鳴いている最中のスズムシ。翅を大きく上げて鳴く
展示ケージ内に藁や落ち葉などの足場を多く入れることで、虫たちが落ち着いて鳴くことのできる環境にしています。また、会場の明るさを落とすことで、虫たちが野外で鳴いている時間帯の暗さを再現しています。
一般的にコオロギとして馴染み深いエンマコオロギ。「ころりーころころりー」と美しく鳴く
今年は有名な童謡である「虫のこえ」に登場するマツムシ、スズムシ、コオロギ、クツワムシ、ウマオイをはじめとした15種程の鳴く虫を展示しています。ぜひ、さまざまな虫たちの鳴き声を実際に聴いて楽しんでください。
秋の鳴く虫展は9月28日(火)まで昆虫園本館1階で開催しています。
〔昆虫園飼育展示係 城〕
(2021年09月17日)