※2021年7月14日:動画を公開しました。
7月14日は「
世界チンパンジーの日」です。これは、私たちヒトにもっとも近い類人猿の1種であるチンパンジーについて、世界中の人に興味をもってもらうことや、彼らの保護や保全について考えるきっかけをつくる日でもあります。
なぜ7月14日なのでしょうか。それは今から61年前の1960年7月14日に、チンパンジー研究者のジェーン・グドール博士が野生のチンパンジーを研究するため、アフリカのタンザニアにあるゴンベ渓流国立公園の森に初めて入った日を記念しているからです。
「世界チンパンジーの日」ロゴ
(#WorldChimpanzeeDay)
多摩動物公園では、世界チンパンジーの日が制定された2018年7月14日から、毎年さまざまな取組みをおこなってきました。パネル展示や特別バージョンのキーパーズトーク、チンパンジーの食事をテーマとした観察イベント、Twitter投稿企画、募金箱の設置などです。
その中でも、2019年に実施した「チンパンジーを守るために私たちができること」をテーマとして来園者が自由に意見をメッセージカードに記入するイベントでは、たくさんのメッセージが集まり、多くの反響がありました(イベントについては
こちら)。
どんなにささいなことでも、動物たちを守るために私たちひとりひとりができることをすれば、チンパンジーを含めた絶滅の危機にある動物たちの未来を救う力になると思います。
今年2021年の7月14日は、「
東京Zoovie YouTubeチャンネル」にスペシャル動画を投稿します。もうすぐ2歳となる「プラム」(メス)と2歳の「イブキ」(オス)は、群れの中で今どのように成長しているのか、母親以外のチンパンジーたちとはどのように関わってくらしているのかを中心に、19頭いるチンパンジーたちの、群れならではの行動や子育てなどについて紹介します。
| |
イブキ | プラム |
また、私たち飼育係がこれまでにチンパンジー舎で募集していた「教えて飼育係さん」の質問の中からランダムに質問を選び、回答する動画も公開します。飼育係のちょっとした裏話も飛び出すかもしれません。動画を通して、いっしょに世界チンパンジーの日をお祝いしましょう。
【動画】座談会「おしえて飼育係さん」(世界チンパンジーの日2021)
〔多摩動物公園北園飼育展示係 牧野〕
(2021年07月09日)
(2021年07月14日:動画を追加)