多摩動物公園は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、昨年12月26日から臨時休園してきましたが、2021年6月4日(金)から再開することとなりました。感染症対策等の観点から、一部の施設は閉鎖しておりますが、みなさまのご来園を心より歓迎いたします。
再開から当面の間については、入園が事前予約制となり、お迎えするお客様の人数も一日2000人に制限いたします。さらに、入園時の検温、小さなお子さまや医療上の理由で着用できない場合を除きマスクを着用すること、会話を控えめにすること、人と人との距離をとること、同じ場所に長く留まらず互いに譲り合いながら観覧するなど、園内での感染拡大防止対策に取り組んでまいりますので、ご協力をお願いいたします。
さて、昨年末からおよそ半年間にわたる臨時休園では、飼育動物の出産や死亡などさまざまな動きがありました。また、海外の動物園での飼育動物の感染などの情報も複数あり、飼育動物と園で働く職員自身の健康管理について慎重に取り組んできました。
休園期間中に取り組んだホームページなどを通じた動物のようすの情報発信については、多くの方々から飼育管理する動物や動物園への応援に加え、職員への励ましもいただきました。再開にあたって、多摩動物公園の職員を代表して、みなさまのあたたかいご意見やご支援に対して心より感謝申し上げます。
なお、東京都に出されている緊急事態宣言は6月1日から再延長となっており、感染力の強い変異ウイルスへの感染が拡大しているなど、新型コロナウイルス感染対策は予断を許さない状況です。
緑豊かで広大な敷地の多摩動物公園ではありますが、新型コロナウイルスの感染力は強いことを鑑み、さまざまな対策に継続して取り組む必要があります。改めて、来園されるお一人おひとりが感染拡大防止対策を徹底していただくとともに、安心して楽しい時間を過ごすための園内利用ルールについて、みなさまのご理解とご協力をお願い申し上げます。
多摩動物公園
園長 渡部浩文
(2021年06月04日)