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第6回「都立動物園アフリカフェア」をリモート会議で開催しました
 └─2021/04/30
 多摩動物公園では2016年から毎年「都立動物園アフリカフェア」を開催してきました。アフリカ各国の野生動物を取り巻く状況や観光・文化に関する情報を多くの方に知っていただき、アフリカとの友好を深めるためのイベントです。開催当日は講演会や音楽イベント、各国情報ブースの展開等さまざまな企画を実施し、多くの方々の参加をいただいています。

 昨年度(2020年度)は新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、駐日ジンバブエ大使館と駐日ブルキナファソ大使館のご協力を得て2021年3月13日、リモート会議としてアフリカフェアを開催しました(お知らせ)。在京大使館の方々には、新型コロナウイルス感染症への対応として業務を縮小する中でご参加いただきました。事前の接続テストなど、事務局として初めて取り組むことばかりでしたが、関係者の皆様のご協力により無事開催することができました。

 会議では、新型コロナウイルス感染症に対する多摩動物公園の取り組みやアフリカ各国の現況、さらにアフリカの野生動物保全への影響について話題提供がありました。アフリカ各国における野生動物保全の活動資金は観光収入に大きく支えられているものの、ロックダウンを伴う政策によって観光収入が得られなくなり、その結果、保全活動やパトロールの実施が困難になっただけでなく、収入源を絶たれた人々による密猟なども発生するという危機的な状況が発生している、という現状をジンバブエのアブーバスツ大使閣下とブルキナファソのウェドラオゴ2等書記官からお伝えいただきました。

 会議の模様はZoom会議をYouTubeライブによって配信し、多くの方々にご視聴いただきました。当日のようすは次のダイジェスト動画(約1分10秒)をご覧ください。


【動画】第6回「都立動物園アフリカフェア」リモート会議ダイジェスト

 この会議は駐日ジンバブエ大使館、駐日ブルキナファソ大使館の多大なご協力により無事開催することができました。また、告知期間が短かったにも関わらず150名を超える方に視聴いただきました。あらためて御礼を申し上げます。

 多摩動物公園は今後もアフリカ各国との連携を強化するとともに、アフリカにおける野生動物の危機的状況を伝え、守る取り組みを継続していきます。そのためにも一刻も早くコロナ禍を乗り切り、次回はこのアフリカフェアを実地形式で開催し、多くの方々にご参加いただけることを切に願っています。

(2021年04月30日)



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