4月19日の数字の並び(しいく)から、この日を「飼育の日」としてはどうだろうと発案したのは、多摩動物公園の飼育係です。「飼育の日」は2009年、公益社団法人日本動物園水族館協会によって正式に認められ、都立動物園・水族園(上野動物園・多摩動物公園・葛西臨海水族園・井の頭自然文化園)では毎年この日、飼育係の仕事について紹介するプログラムを実施しています。
さらに多摩動物公園は一般社団法人日本記念日協会に「飼育の日」の記念日登録申請をおこない、2020年4月12日付で認定登録されました(
おしらせ)。
毎年、多摩動物公園では飼育係がワーキングチームを作り、自分たちの仕事を伝えるための楽しいプログラムを考えています。今年もさまざまな動物を担当する飼育係やえさの担当者、獣医師など、多様な職員が集まって企画を練ってきましたが、新型コロナウイルス感染症への対応として2020年3月28日から臨時休園に入り(お知らせ)、5月6日まで休園を続けるため、「飼育の日」のイベントを実施することができなくなってしまいました。
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秘蔵の写真 孵化したばかりのトノッサマバッタ | 秘蔵の写真 寄り添う高齢のモルモット2頭 |
そこで多摩動物公園では、休園中の「飼育の日」企画として、飼育係が撮影した「秘蔵の写真」をツイッター(@TamaZooPark)で公開できるよう準備を進めています。飼育係だからこそ撮影できた写真や過去の思い出写真などを集め、みなさんにお伝えします。
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飼育係のこここがこだわり! キリンのえさを入れるカゴ | 飼育係のここがこだわり! 動物がよく見えるように窓をしっかり清掃します |
また、飼育の日は過ぎてしまいますが、休園期間が終了してふたたび開園したときには、「飼育係のここがこだわり!」と題して、仕事をするうえでの「飼育係のこだわり」ポイントを書いたパネルを動物舎に掲示する予定です。
臨時休園中の多摩動物公園ですが、飼育係はみな、動物たちのくらしをできるだけ豊かにし、生き生きとした姿を来園者の方々に見ていただける日を楽しみにしながら日々仕事をしています。
〔多摩動物公園教育普及係〕
(2020年04月16日)