2020年3月19日追記:子どもの名前が「ノン」に決まりました。
多摩動物公園で2020年3月7日、キリンのメスの子が生まれました。名前は「ノン」です。
母親は「ノゾミ」(1992年7月19日多摩動物公園生まれ)、父親は「ジル」(2013年5月22日埼玉県こども動物自然公園生まれ、2015年6月29日に来園)。多摩動物公園では189頭目の繁殖です。
2020年3月7日の夕方、寝室(群れで過ごしている寝室)内で出産が始まり、約1時間後に子の全身が出てきました。その後、子どもは起立し、そして歩行、母親から乳をもらう行動へと順調に進みました。
親子を群れのいる部屋から別の部屋に移すと、母親のノゾミが落ち着かなくなり心配しましたが、ちゃんと授乳していたため、ようすをみることとしました。
3月9日、それまで産室で過ごしていたユーカリ親子を群れに戻し、ノゾミ親子を産室に引っ越しさせたところ、落ち着いて過ごすようになりました。子どもはやや小さい体なので、時間をかけて群れに戻す練習をしていく予定です。
なお、27歳8ヵ月の年齢での出産は、多摩では「ハルカゼ」(27歳10ヵ月)に次ぐ高齢出産で、全国的に見ても歴代4位です。

キリン「ノゾミ」親子
(2020年03月18日)
(2020年03月19日:名前を追記)