多摩動物公園の昆虫生態園では、冬でもたくさんのチョウを飼育しています。その中でも特に美しいオオゴマダラのサナギを飾りに使い、今年もクリスマスツリーの展示を始めました。
クリスマスツリー
今年は銀と白を基調にした大人な雰囲気のツリーをつくり、金色に輝くサナギが一段と映えるように工夫しました。いつ見てもきれいなサナギですが、クリスマスはちょっと特別に見えるかもしれません。まるで飴細工のような美しさをぜひご覧ください。
輝くオオゴマダラのサナギ
また、飾りつけているサナギはすべて本物で生きているので、運がよければ羽化の瞬間が見られるかもしれません。これからますます冷え込みそうですので、華やかなツリーを見たあとは暖かい大温室でオオゴマダラの成虫も探してみてください。
なお、クリスマスツリーの展示は12月25日(火)までの予定です。
〔多摩動物公園昆虫園飼育展示係 角田淳平〕
(2018年12月14日)