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ニホンコウノトリを豊橋総合動植物公園と交換します
 └─ 2018/10/25

 このたび、豊橋総合動植物公園(愛知県豊橋市)との間でニホンコウノトリを交換することになりましたので、お知らせします。


搬出するニホンコウノトリ 左:オス、右:メス
(撮影日:オス 2017年4月13日 メス 2017年4月12日)

交換するニホンコウノトリ
 搬出個体
 ① オス 2003年3月11日 多摩動物公園生まれ
 ② メス 2004年3月12日 多摩動物公園生まれ

 搬入個体
 ① オス 2000年4月24日 多摩動物公園生まれ
 ② オス 2001年4月30日 多摩動物公園生まれ

移動予定日
 2018年11月5日(月)

経緯
 多摩動物公園は、コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(Inter-institutional Panel on Population Management of the Oriental White Stork)の一員として、他施設と協力しながら、遺伝的に健全な野外個体群および飼育下個体群の維持を目指し、ニホンコウノトリの保全に取り組んでいます。当園は、国内の飼育下個体の約3分の1を有し、また、ペアづくりが難しいニホンコウノトリにおいて集団見合い方法で数多くのペアを形成した実績があることから、飼育下個体群の中で新しいペアを形成する役割を担っています。
 今回、豊橋総合動植物公園にオス2羽を貸与する形になっているものを引き上げ、新たに当園から既存ペアをブリーディングローン(※)することで、豊橋での繁殖を促進するとともに、今後、園内で新たなペアの形成を目指します。

※ブリーディングローンについて
 繁殖を目的とした動物の貸借契約のこと。
 動物園間で個体を移動させることによって新たなペア形成を促し、繁殖に寄与することを目的としています。

多摩動物公園での飼育状況(2018年10月25日現在)
 52羽(オス26、メス25、不明1) ※今回搬出する2羽を含みますが、搬入する2羽は含みません。

国内の飼育状況(2017年12月31日現在)
 18施設 194羽(オス98、メス96)
 資料:ニホンコウノトリ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】

(2018年10月25日)


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