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アフリカゾウ「砥夢」(トム)の体重測定
 └─2017/09/15

 アフリカゾウのオス「砥夢」(トム、8歳)が2012年に愛媛県立とべ動物園から多摩動物公園に来園してから、5回目の夏を迎えました。


夏の開園延長期間「サマーナイト@TamaZoo」の際、第1放飼場に出た砥夢

 多摩動物公園の夏の開園延長期間の際は、同居しているメス「チーキ」(41歳)とともにスイカや果物の入った氷を食べ、夜は1頭で放飼場へ出てゆったりと過ごす姿を見せてくれました。猛暑日に係員がホースで水をかけると砥夢は喜び、全身を洗うこともありました。

 
体重測定のようす

 大きくなった砥夢の体重がどれくらい増えたのか、2017年8月15日に測定しました。スクイーズケージ(柵が狭まる仕組みになっているケージ)の床面にマット型体重計と鉄板をセットし、砥夢を呼びました。体重測定は1年ぶりでしたが、砥夢は落ち着いたようすで鉄板の上に乗りました。

 計4回測定したところ、平均値は3,000キロでした。2012年11月の来園時(約1,400キロ)と比べると倍以上に成長しています。この1年間でも、300キロの増加です。

砥夢の口内。上臼歯が見える
健康管理のためのトレーニング。
耳の状態を確認

 現在の肩高は約250センチ。こちらも昨年より約10センチ成長しました。顔の位置も高いので、口の中や歯を見せてもらうのも一苦労です。これからどこまで大きくなっていくのか、とても楽しみです。

 なお、平日の午後は健康管理のためのトレーニングをおこなうため、午後2時半以降、砥夢をご覧いただけない場合があります。ご了承ください。トレーニングの際、四肢の確認、必要に応じて爪や足裏の手入れ、耳からの採血練習をおこなっています。

〔多摩動物公園北園飼育展示係 吉川道子〕

(2017年09月15日)


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