2017年9月6日、多摩動物公園のキリンのメス「ナツキ」が死亡しました。ナツキは1998年6月27日多摩動物公園生まれのメス。19歳でした。
2015年1月24日撮影
妊娠していたナツキは、2017年9月6日の朝から出産が始まりました。キリンの子どもは前足の爪先から出てくるのがふつうなのですが、ナツキの子は鼻先から出始め、昼を過ぎても頭と両前足の爪先までしか出てきませんでした。
午後に入り、子にロープをかけて職員が10人がかりで牽引しましたが、出すことができませんでした。やむを得ずナツキに麻酔をかけ、ようやく子を引き出すことができましたが、ナツキは麻酔からの覚醒中に誤嚥による窒息をおこし、残念ながら死亡しました。子はメスで、死産でした。
ナツキの死亡後、多摩動物公園で飼育しているキリンは11頭(オス3頭、メス8頭)になりました。
(2017年09月07日)