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モウコノウマの赤ちゃん3頭誕生!
 └─2016/04/14

 多摩動物公園で、モウコノウマの赤ちゃんが3頭誕生し、元気に成長しています!

パーニャ親子(子:2016年3月26日生まれ)
エーコ親子(子:2016年4月12日生まれ)

ダイアナ親子(子:2016年4月13日生まれ)

誕生したモウコノウマ

(1)
誕生日 2016年3月26日(土)
性別  メス
両親  母親:パーニャ(2008年5月16日、スイスのワイルドパーク・ブルーダーハウス生まれ)
    父親:クヴァジ―(2007年6月21日、スイスのヴィルドニスパーク・チューリッヒ生まれ)

(2)
誕生日 2016年4月12日(火)
性別  メス
両親  母親:エーコ(2004年9月10日、多摩動物公園生まれ)
    父親:クヴァジ― ※父親は同じ

(3)
誕生日 2016年4月13日(水)
性別  オス
両親  母親:ダイアナ(2002年8月11日、多摩動物公園生まれ)
    父親:クヴァジ― ※父親は同じ

公開について

 3組の親子は、「アジアの平原」モウコノウマ舎展示場の一部で、体調を見ながら群れ入りの練習を始めており、4月14日現在、パーニャ親子をフェンス越しにご覧いただけます。
 赤ちゃんの名前などについては、後日、当ウェブサイトでお知らせします。

モウコノウマの飼育状況(2016年4月14日現在)

 赤ちゃん3頭を含め、多摩動物公園のモウコノウマ個体数は12頭(オス3頭、メス9頭)になりました。なお、日本国内全体では、多摩動物公園を含め2つの施設で合計14頭(オス4頭、メス10頭)を飼育しています。

(参考)
 モウコノウマは、現存する唯一の野生馬(家畜化されていないウマ)で、かつてはアジア大陸内陸部の平原からヨーロッパにかけて広く分布していましたが、乱獲などにより個体数が激減し、野生では一度絶滅しました。
 しかし、動物園でわずかに飼育されていたモウコノウマから、世界各国の動物園で繁殖に努めた結果、個体数が徐々に回復。国連や世界各国の協力により、モンゴルの保護区を中心に野生復帰計画が進められた結果、モウコノウマが大平原を駆け回る姿が見られるようになっています。
 なお、モウコノウマの成獣は明るい黄褐色ですが、子どもは全体的に白っぽく、たてがみと尾は縮れます。

(2016年04月14日)


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