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ヨーロッパオオカミ「モロ」が死亡しました
 └─2013/08/14

 タイリクオオカミ(亜種名ヨーロッパオオカミ)のメス「モロ」が、一昨日2013年8月12日、推定15歳で死亡しました。死因は骨肉腫です。

 モロは2001年8月3日にモスクワ動物園から来園し、公募によって「モロ」と命名されました。当初、モロは強い警戒心を見せ、運動場に出したあとで室内に入れる際、飼育係は苦労をしました。

 2005年にオスの「ロボ」と初めて繁殖に成功。5頭の子どもたちを育てました。その後、2006年に2頭、2007年に4頭、2008年に4頭を出産し、ロボとともに現在のオオカミの群れの形成に大きな貢献を果たしました。

 オオカミたちは、今年(2013年)の3月6日、新施設「アジアの平原」内のオオカミ舎に移動しました。新しい施設では、偉大な母と父を中心とした群れのようすをご覧いただきたいと思っていたところでしたが、モロの公開は短期間のみとなってしまい、たいへん残念です。

 群れを通じてさまざまなオオカミの姿を見せてくれた「モロ」に、あらためて「ありがとう」の言葉を送りたいと思います。

※写真は2013年4月20日撮影のモロ

(2013年08月14日)



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