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サーバルの赤ちゃん、アキラとキョウコ──7/26
 5月6日、サーバルの赤ちゃんが生まれました。母親は「シオン」(1997年3月18日生まれ)、父親は「スコット」(1994年8月3日生まれ)です。生まれたのは4頭でしたが、残念ながら1頭は死産、別の1頭はその日のうちに死亡してしまいました。のこった2頭(オスは「アキラ」、メスは「キョウコ」と命名)は飼育担当者が人工保育をしています。

 夏休み期間の8月1日(木)から9月1日(日)、ウォッチングセンターのエントランスホールで2頭を公開します。時間は12時50分から13時30分まで。ただし、赤ちゃんの体調によって中止することがあります。

 サーバルは、食肉目ネコ科の夜行性の動物。サハラ砂漠より南の草原に生息しています。体長は 70~100センチほどですが、細長い四肢、大きい耳、長い首をそなえていて、あまりネコ科らしくありません。

 狩りをするときは、ネズミ類の小さな音をとらえようと、大きな耳をそばだてます。獲物の音をとらえたら、首を動かして正確な位置を把握し、キツネのように飛びかかります。また、しげみにジャンプして獲物を追い出したり、大きな獲物は長い足で攻撃したりします。

 ネコ類には地面を掘る行動が知られていますが、餌をさがすために掘ることはあまりありません。しかしサーバルは、地中に巣をつくるネズミや鳥類を音で見つけだし、穴を掘って捕らえるそうです。さらには、「フックとジャブ」を駆使して、水中の魚やカエルを狩ることも知られています。低く飛ぶ鳥をジャンプして捕まえることもあります。

 サーバルの赤ちゃんは、生後7か月ほどで母親と同じぐらいの大きさに育つといわれています。どうぞ、かわいいさかりの赤ちゃんを多摩動物公園まで見に来てください!

(くわしくはメールマガジン ZooExpressのバックナンバー・ページからNo.70をどうぞ)



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