アカガシラカラスバトは、小笠原諸島に生息する絶滅危惧種です。多摩動物公園では、2007年からアカガシラカラスバトの飼育を始め、保護と繁殖に取り組んできました。このたび、繁殖した3羽を公開します!
公開日 2009年12月11日(金)
公開する個体
1.2009年04月15日孵化、オス
2.2009年06月17日孵化、メス
3.2009年08月24日孵化、メス
多摩動物公園に先立ち、上野動物園では2001年からアカガシラカラスバトの保護と繁殖を進めてきました。
2007年12月1日、上野動物園から多摩動物公園にオス1羽とメス1羽を移動。翌2008年8月21日にもオス1羽とメス1羽を移動。2007年に移動したメスと2008年に移動したオスのペアは交尾し、産卵も見られたのですが、抱卵を途中でやめてしまうので、近い種類である「カラスバト」の雌雄に子育てをまかせました。
公開場所
多摩動物公園「アジア園」のヤケイ舎(サル山の近く)
多摩動物公園では、さまざまな理由で少なくなったアカガシラカラスバトについて広く知っていただくため、上記3羽を公開します。なお、多摩動物公園ではこれら3羽の他に、「両親およびオス1羽、メス1羽」の4羽を繁殖のために非公開施設で飼育しています。
・参考動画:東京ズーネットBBより
上野動物園のアカガシラカラスバト2点
アカガシラカラスバト初展示(2005年10月撮影)
アカガシラカラスバトの人工育雛(2008年2月撮影)
(2009年12月10日)