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アフリカライオンのウメが出産!──3/29
 昨年12月12日、アフリカライオンの「ウメ」(メス、9歳)に2頭も子どもが生まれました。今回生まれたのはオス・メス1頭ずつ。今後の群れの構成を考えると、オスはいずれ他の動物園への移動が必要になります。幸い、九州自然動物公園がオスを探しているとの情報が入ったので、1月10日にオスを送り出しました。

 生後1か月で母親から子どもを離すことは、今後のウメの育児に悪影響をあたえるのではないかと多少不安もありましたが、現在、ウメは残されたメスを大切に育てています。

 一人っ子になってしまったメスは「ミホ」(三歩)と名づけました。一歩目は母親と、二歩目はわたしたち係員と、そして三歩目は自分の力でしっかりと歩き続けてほしい、という願いをこめた名前です。

 現在、ミホは体重11キロ。順調に育っています。ライオン園の環境に慣れさせるために、休園日は母親のウメといっしょに放飼場内を探索させています。夜は、動物舎の中で群れのなかまたちと檻ごしに順次お見合い中。5月連休にはなかまと楽しく過ごすミホのすがたを見に来てください!

〔多摩動物公園飼育課 浅見準一〕

・写真はウメとミホの親子、放飼場での散歩、動物舎でのお見合い

・くわしくはメールマガジンZooExpressのNo.52をどうぞ)



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