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絶滅危惧種ウミガラスに赤ちゃん誕生!
 └─2007/08/24

 葛西臨海水族園生まれのウミガラスが繁殖し、そのひなが無事巣立ちました!

 水族園は1989年の開園時からウミガラスを飼育展示しています。日本初の試みでした。2000年には初繁殖に成功。以降、毎年2~3羽のひなが巣立っていますが、このたび、2000年に水族園で生まれたオス(第2世代)が、初めて繁殖にかかわり、第3世代が誕生しました。水槽内というかぎられた場所で、世代交代に成功したことになります。野生では生まれて5~6年で繁殖を始めますが、今回の例は7年目でした。

 生まれたひなの孵化日は2007年7月15日。数は1羽。性別は不明です。現在、親鳥のあとをついて動き回るすがたが見られます。午前11時45分と午後4時のえさの時間には、親がひなに小魚を与えるようすが観察できます。

 葛西臨海水族園のウミガラスは、今回生まれたひなを含み、オス10羽、メス13羽、不明2羽の計25羽です。

写真:親にえさをねだるウミガラスのひな

(2007年8月24日)



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