ニュース
ウミガラスとエトピリカのひな誕生──2005/08/12
 ペンギンにまちがわれることも多いウミガラス。たしかに、白と黒のツートンカラーで、歩き方もちょっとぎごちない、かも。でも、ペンギンの翼が1枚の板のようになっているのに対して、ウミガラスの翼は、空を飛ぶ鳥のように、小さな羽が組み合わさってできています。

 そのウミガラスのひなが、2005年7月11日、12日、17日に3羽孵化しました。性別は不明です。8月に入ってすでに3羽とも巣立ち、親鳥のあとをついてまわっています。

 午前11時45分と午後4時が餌の時間。親は小魚を運んで、ひなに与えています。日本でウミガラスを飼育・展示しているのは葛西臨海水族園だけ。今回の繁殖で、ウミガラスは合計28羽になりました。

 また、ウミガラスと同じ「海鳥の生態」エリアにいるエトピリカにも、ひな1羽が生まれました。孵化日は2005年8月6日。擬岩のうしろにある巣箱の中で子育て中です。そこで、巣箱の上に暗視カメラを設置。子育てのようすをモニターで放映しています。ひなは親鳥の体の下にいることが多いので少し見にくいのですが、ウミガラスと同様、食事の時間には、ひなに小魚を運ぶ親のすがたが見られるかもしれません。

・写真はウミガラスの親子。

(2005年8月12日)



ページトップへ