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オウサマペンギンのひなが育っています!
 └─ 2021/10/22
 葛西臨海水族園では、このたび、3年連続でオウサマペンギンのひなが生まれ、モニターでの展示を開始しますので、お知らせします。


仮親「クール」とひな
(撮影日:2021年8月3日)

生まれたオウサマペンギン
 孵化日  2021年8月3日(火)
 羽数   1羽
 性別   不明
 両親   父親:ソラ 10歳 2011年8月15日 葛西臨海水族園生まれ
      母親:レイ 9歳  2012年1月10日 アドベンチャーワールド生まれ

経緯
 2021年6月9日に「ソラ」と「レイ」のペアで産卵があり、人工的に卵を温める人工孵化を実施していたところ、7月31日に嘴打ち(はしうち:孵化前にひなが卵の内側をつつく行動)が確認されました。
 今年は、3年連続で繁殖をしているソラとレイにかかる負担を軽減すること、子育て経験がない「リク」(メス、8歳)に経験を積ませることを目的に、「クール」(オス、26歳)とリクのペアに卵を託しました。2羽はしっかりと抱卵し、8月3日に無事ひなが孵化しました。
 その後、ひなにエサを与えるようすが確認できましたが、8月4日にクールとリクでひなを取り合うようすが観察されたため、ひなの健康を考慮して、人が親代わりとなり育てる人工育雛に切り替えました。オウサマペンギンの人工育雛について豊富な知見を持つアドベンチャーワールドに助言をもらい、慎重に人工育雛を実施してきたところ、今では体重が10kgを超え、順調に育っています。

ひな(42日齢)
(撮影日:2021年9月14日)
「クール」とひな(73日齢)
(撮影日:2021年10月15日)

公開予定日について
 2021年10月22日(金)現在は室内の冷房室にて飼育しており、当面の間、ひなは観覧エリアに設置した専用のモニターで展示します。屋外での展示は、気温が下がり、ひなの体が十分大きくなってからおこなう予定です。
 屋外での公開日は決まりしだい、ウェブサイトにてお知らせします。

当園での飼育状況
 オス5羽、メス4羽、不明1羽、計10羽 ※今回孵化したひなを含みます。

国内の飼育状況
 18園館 275羽(オス146、メス109、不明20)
 資料:オウサマペンギン国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】

(2021年10月22日)



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