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未知なる世界への入口? ガイドツアーに参加してみませんか?
 └─2019/03/22

 葛西臨海水族園を訪れる理由は人それぞれです。かわいい生き物、きれいな生き物を見たい、珍しい生き物を見たい、雰囲気が好き、“癒されたい”、外と比べて涼しい(暖かい)、なんとなく……などなど。いろいろな楽しみ方をできるのが水族園のよさでもありますが、「ガイドツアー」も楽しみ方の一つです。


 ガイドツアーでは水槽の中の生き物をじっくり観察し、文字や標本だけではわからない “生きている姿”をさまざまな視点からご紹介します。平日は「食べる」「身を守る」などのテーマに沿った解説、土日祝日は「水槽の裏側」をご案内しています。

 さらに、タイムリーな話題に沿った生き物の紹介や、そのときにしか見ることのできない行動にも焦点をあてます。今、個人的に“ホットな生物”は、「世界の海」エリアの「チリ沿岸」水槽に展示されているカニダマシのなかま、アッロペトロリステス プンクタトゥスです。

・関連記事:「チリ沿岸での採集──世界最大のカニダマシ」(2019年3月8日)


チリ沿岸水槽のアッロペトロリステス プンクタトゥス(Allopetrolisthes punctatus

 この生物は、カニのような姿なのにヤドカリに近いヘンテコな特徴をもっています。ガイドツアーでは生き物を目の前にしながら、カニとカニダマシの違い、長い名前の由来、くらしている場所、どんなものをどんなふうに食べているのか、などについて解説します。

 「見てはいるけれど意識しないと見えないもの」はたくさんあります。ガイドツアーをきっかけに、これまで気づかなかった水族園の楽しさを発見できるかもしれません。ぜひガイドツアーにご参加ください。

※ガイドツアーについては、こちらのページをごらんください。

〔葛西臨海水族園教育普及係 田中隼人〕

(2019年03月20日)


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