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小冊子「東京湾のトビハゼのいま」
 └─ 2017/12/09

 東京動物園協会では、トビハゼを守るための取組みをおこなっています。

 トビハゼは一生のうちの大部分を陸上の泥干潟でくらす魚で、東京湾は国内の北限の生息地です。東京湾にはかつて広大な干潟がひろがり、多くのトビハゼが生息していたようです。しかし、高度経済成長期の大規模な開発にともなう埋立てや水質汚濁などによってトビハゼの生息数が減少したため、絶滅危惧種となっています。

 私たちは2003年から近隣の干潟で生息状況調査を始めました。2011年からは東京湾の湾奥部に位置する博物館や野鳥の観察施設などと連携して、「トビハゼ保全 施設連絡会」を発足し、東京湾全域で一斉調査をおこなっています。

 今回、連絡会発足5周年の節目として活動の結果などを小冊子「東京湾のトビハゼのいま」としてまとめました。これからも、東京湾のトビハゼを守ることに繋げられるよう、調査を続けていきます。

 「東京湾のトビハゼのいま」は、こちらのページでダウンロードできます(PDF、34p、約28MB)。ぜひご覧ください。


(2017年12月09日)


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