ニュース
「水辺の自然」に春が来た
 └─2016/04/22

 葛西臨海水族園の「水辺の自然」エリアでは、冬を越した多くの植物たちがいっせいに芽吹き、花を咲かせて見頃を迎えています。今日はその一部をご紹介いたします。

リュウキンカ
シャガ

 人工河川「流れ」の橋のたもとでは、色とりどりの花が咲いています。紫色のシラン、黄色のリュウキンカ、白色のシャガなど、とても華やかな光景になっています。中でもピンクの花を咲かせているサクラソウは、春が来る前に新しく植えたもので、無事に花が咲いてホッとしました。

サクラソウ
ムラサキゴケ

 「田んぼ」水槽では、小さなムラサキサギゴケがあぜ道を彩っています。春に実際の田んぼ周辺で見たことがある方もいるのではないでしょうか。ちょっと懐かしく春らしい光景が広がっています。

 「水辺の自然」では、東京近郊の懐かしい風景を再現するために、魚類や両生爬虫類だけではなく、植物も重要な役割を担っています。そのため、園芸担当と飼育担当の職員が協力して剪定や植栽等の管理をおこなって、その風景を作り上げています。芽が出たり花が咲いていたりする様子を確認すると、春が来たことを実感するとともに、今後も来園者の皆様に懐かしい水辺の原風景をご覧いただけるように頑張ろうと気が引き締まります。春爛漫の「水辺の自然」にぜひお立ち寄りください。

〔葛西臨海水族園飼育展示係 村松茉由子〕

(2016年04月22日)



ページトップへ