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その後のマグロたち[2]
 └─2015/11/13

 葛西臨海水族園のマグロたちのその後ですが、前回のお知らせ以降、今月2015年11月も順調に飼育を続けています。

その後のマグロたち[1]


 前回の記事でも少しふれましたが、マグロたちへの刺激を極力減らすための手段のひとつとして、これまで水槽の照明を24時間点灯させていました。しかし、マグロたちもかなり水槽に慣れてきたようすなので、10月7日から照明を段階的に消灯する試験をおこないました。

 閉園後、館内では清掃作業をおこないます。清掃作業が一段落するころ消灯を始めます。当初は数灯だけを消しましたが、その後は消灯の場所を検討しながら、日を追うごとに消灯数を増やしていきました。もちろん、毎晩マグロのようすを観察しながら慎重に進めていきました。なお、最終段階にいたっても夜間は真っ暗にはせず、月明かり程度の常夜灯のみを点灯しています。

 一方、朝は点灯する必要があります。毎朝6時半頃から準備し、マグロたちが慣れるよう取り組んできました。こうしてとくに大きな問題もなく点灯と消灯ができるようになったので、現在はプログラム制御で点灯と消灯をおこなっています。

 今月11月7日にはスマ31尾を搬入しました。新しいスマが入ったことで水槽が一層にぎやかになりました。水族園にお越しの際はクロマグロだけでなく、新しくやってきたスマたちにもぜひご注目ください。

〔葛西臨海水族園飼育展示係 遠藤周太〕

(2015年11月13日)


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