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週刊マグロニュース[3]マグロたちがえさをよく食べるようになりました
 └─2015/07/10

 クロマグロたちが搬入されて約3週間が経ちました。だいぶ水槽に慣れてきたようすで、えさもよく食べるようになりました。搬入直後は、水槽の下の方まで落ちてくるえさを数尾が恐る恐るパクッパクッと食べるだけで、水面まで上がってくる個体はほとんどいませんでした。

 しかし、今では給餌すると多くのマグロたちが水面近くまで上がってきて、バクバク、バクバク!と元気よく食べています。えさをどんどん落とさないと、すべての個体にえさが行き渡らないほどの勢いになりました。

 当初はアジやイカを与えていましたが、先週からそれに加えて、手に入ればイワシも与えています。また、マグロたちの食べる勢いが増してきたので、給餌量も徐々に増やし、現在多いときには1日約20キロのえさを与えていますが、あっという間に食べてしまいます。当初は目立っていた搬入時の体の傷(擦れてできた傷)もほぼ治りました。

◎クロマグロたちの採食のようす(2015年7月9日、葛西臨海水族園職員撮影、34秒)

 今週も先週に引き続き、水槽のアクリル面に貼っている衝突防止の黄色のテープを徐々に剥がしています。マグロたちもだいぶ水槽に慣れてきたため、水平方向のテープをさらに2本剥がしました。引き続きマグロたちの飼育を慎重に続けます。

前回の週刊マグロニュース[2]はこちら

〔葛西臨海水族園飼育展示係 遠藤周太〕

(2015年07月10日)


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