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クロツラヘラサギの展示をはじめます
 └─2014/04/30

 2014年5月2日(金)から、葛西臨海水族園でクロツラヘラサギ3羽の展示を開始します。
 この3羽は上野動物園で飼育されていた個体で、葛西臨海水族園に到着後、展示場へ馴らす訓練をしていましたが、このたび「水辺の自然」エリアで、ニホンコウノトリおよびタンチョウと混合展示することになりました。

 ※タンチョウは、施設補修のため2014年5月8日(予定)まで展示を中止します。くわしくはこちら

◎展示個体 ・オス(2007年6月12日生まれ)
      ・オス(2008年4月26日生まれ)
      ・メス(2012年6月16日生まれ)

◎展示場所 葛西臨海水族園 「水辺の自然」エリア


 クロツラヘラサギは、世界中で2,700羽ほどしか生息していない貴重な鳥で、おもに朝鮮半島の北部で繁殖し、台湾や香港、ベトナムなどで越冬する渡り鳥です。日本でも九州や沖縄での越冬が確認されており、まれに葛西臨海水族園の近隣でも姿を見ることがあります。
 名前にある「へら」の形をしたクチバシを使い、水中で左右に振りながら、ふれた魚や甲殻類を食べます。新しい展示場でも、人工の小川に入って、その独特なクチバシを使って餌を捕る行動を見せてくれることを期待しています。

写真上:クロツラヘラサギ
写真下:クロツラヘラサギ(左の3羽)とニホンコウノトリ(右)

(2014年04月30日)



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