ニュース
続々・新たな視点で見てみると[20]年に2回、楽しめます。水生物館入口の紅葉
 └─2018/11/02

 井の頭自然文化園水生物館の入口には、左右にカエデのなかまが植えられています。今年も11月に入り、この木が紅葉を始めました。


昨年(2017年)11月20日の写真。入口両脇の木が紅葉している

 昨年(2017年)秋、紅葉を始めた2本の木を撮影していて、何かが頭の中に引っかかりました。

 「……たしかこの木、自分が水生物館に異動して来たばかりの4月にも赤かったような!?」

 自然文化園の園芸担当に聞いてみたところ、たしかにこの木は春には葉が赤く、その後ふつうに緑色になるとのこと。記録がないらしく確かなことはわからないけれども、イロハモミジの園芸品種のようです。



今年の4月2日の写真。秋の紅葉よりも濃い赤に見える


今年の3月29日の写真。芽吹くときから赤い葉


 これは年に2回紅葉するようすを確かめなければならない!と思い立ち、毎日この木を撮影することにしました。


【動画】2017年10月20日から2018年7月26日まで、出勤日の朝に撮影した写真をつなげた動画

 毎日撮影してみると、木全体がきれいに紅葉している期間はとても短く、春も秋も1週間ももちませんでした。自然文化園にはこの木以外にも(少なくとも秋には)きれいに紅葉する木が何本もあります。涼しくなったこの季節、冴え冴えしい秋空も、少し冷たい雨も、どちらも紅葉を引き立てます。ぜひ自然文化園にお越しください。

〔井の頭自然文化園水生物館飼育展示係 三森亮介〕

(2018年11月02日)


ページトップへ