井の頭自然文化園のツシマヤマネコのオス「シンゲン」が、2018年10月27日に死亡しました。野生由来の個体で、17歳以上と推定されています。


ツシマヤマネコ「シンゲン」
（撮影日：2012年2月1日）
　2002年5月12日に、長崎県対馬市で交通事故に遭い環境省対馬野生生物保護センターに収容されましたが、その後回復し、放獣されました。しかしながら同年8月11日、2003年12月15日および2004年11月3日に、ニワトリ小屋にて計3回保護されて、収容されました。

　その後、2006年11月21日に福岡市動物園へ移動、また2013年11月7日に富山市ファミリーパークへ移動し、当園には2015年11月19日に来園しました。当園では非公開施設で飼育していました。

　今年の夏ごろから老齢のためと見られる食欲不振などが続き、動物病院にて治療をおこなってきましたが、10月27日（土）に死亡が確認されました。

　井の頭自然文化園のツシマヤマネコはシンゲンの死亡後、オス1頭、メス3頭となりました。

◎関連ニュース
・飼育下繁殖の推進のため、ツシマヤマネコの移動をおこないます（2015年11月13日）

（2018年10月31日）