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続々・新たな視点で見てみると[12]──祝!シリーズ通算100回:水生物館から見た春夏秋冬
 └─井の頭

 連載「新たな視点で見てみると」は、興味深い生き物のすがたや行動などを動画でお伝えするシリーズ。2007年7月に葛西臨海水族園発の連載記事として始まりました。毎週掲載の24回(+番外2回)、その後不定期掲載になった続編が64回(+号外2回)と連載を続けてきましたが、主筆者が井の頭自然文化園に異動になったため、2017年3月31日でいったん終了。その年の6月から井の頭自然文化園発の連載「続々・新たな視点で見てみると」として生まれ変わり、今回がシリーズ通算100回の記事になります。

 記念すべき第100回の記事のために、今回は1年間かけて動画を作りました。井の頭自然文化園水生物館から見える井の頭池の四季の移ろいを記録したものです。具体的には水生物館に勤務するようになってから、出勤すると毎朝、同じ方向に向かって写真を撮影し、それを1年分繋ぎ合わせました。


水生物館から見た春夏秋冬

 なんでもない井の頭池の風景ですが、この1年の間には、植物プランクトンのアオコが発生して水面が緑色に染まったり、かいぼりのために池の水が全部抜かれたり、水が抜かれた池の底に数年ぶりの大雪が積もったり、さまざまなことが起こりました。


【動画】2017年4月5日から2018年3月28日までの写真を繋げた動画。
対岸でわかりにくいが、初めと終わりに桜の花が咲いている

 これからも興味深い動画をお伝えできるよう、いろいろな「新たな視点」で撮影を続けます。引き続きのご愛読をよろしくお願いします。

〔井の頭自然文化園水生物館飼育展示係 三森亮介〕

(2018年03月30日)


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