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リスの小径は子リスの小径!
 └─2017/05/13

 井の頭自然文化園では、「リスの小径」と2つの「繁殖棟」という施設でニホンリスを多数飼育しています。毎年、5月の連休の時期の前後に、巣箱から子リスが顔を出すようになり、しばらくすると巣箱の外で活動するようになります。


もうすぐ巣箱から顔を出します

 今年は1月終わり頃から繁殖活動が見られました。3月7日前後には出産が始まったらしく、3月27日にリスの小径内の巣箱を全部チェックしたところ、5つの巣箱で7日令~20日令くらいの子リスが合計12頭確認できました。

 4月17日の時点で6つの巣箱に合計19頭の子どもを確認。7頭増えたことになりますが、その後も出産が続いています。また、繁殖棟では、2か所で合計5頭の子リスが育っています。


きょうだいみんなで外に興味津々

 今年は4月第4週に子リスが巣箱から顔を出すようになり、外に出て巣箱の上に乗ったり近くを冒険したり、あげくの果てに地面に落ちて母リスに救出され、巣に戻されたりしています。5月に入ってからは、リスの小径の中を探索するようになり、活動範囲が広がりました。


巣箱の外を冒険!

 これから、たくさんの子リスが順調に成長すれば、リスの小径内で活発に活動する姿が見られるようになります。巣箱から出てくるときにはすでにかなり成長していて、おとなのリスと比べないとその小ささがよくわからないかもしれませんが、にぎやかになるリスの小径に子リスたちを見にきてください。

〔井の頭自然文化園飼育展示係 井上智右〕

(2017年05月13日)


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