アカゲザルがくらす井の頭自然文化園のサル山に、火災予防を呼びかける看板が登場しました。内容は、ごらんの通り、「火の用心でごザル！」。


　今年の干支が申（サル）であることにちなんだ、武蔵野消防署との連携企画です。3月1日からの火災予防週間に先がけて早めの告知となりました。

　この看板は武蔵野消防署の職員の方のお手製です。かじられても大丈夫なように無害な塗料を使ってあります。

　古くなった消防ホースに看板を設置し、サル山内に張ってみたところ、警戒して寄ってこないかもしれないというこちらの心配をよそに、サルたちはさっそくホースにぶら下がったり、渡り始めたり、楽しそうに遊び始めました。看板はガリガリとかじられ、角がどんどん欠けていきます……。

　しばらくしたら落ち着きましたが、予想以上の好奇心の強さです。板をかじったり、ホースを渡ったり、板にぶら下がったり、アカゲザルの運動能力の高さを見ていただくのに最適かもしれません。

　この看板は2016年3月中旬まで掲示し、みなさんに「火の用心」を訴える予定です。ただ、サルたちの破壊力にどこまで耐えられるかわかりません。もし修理中だった場合は、アカゲザルたちが楽しんだ結果と思っていただきますようお願いします。

〔井の頭自然文化園教育普及係　大橋直哉〕

（2016年02月19日）