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シロフクロウが来園しました
 └─2014/08/08

 井の頭自然文化園モルモットふれあいコーナー前のかつてムササビがいた展示場に2014年6月、2羽のシロフクロウがやってきました。7月23日に1羽、26日にもう1羽を公開しました。どちらも2013年7月に多摩動物公園で生まれた姉妹です。

 展示を開始してまだ間もないのですが、来園者の方からは「あれ、真っ白じゃないの?」と声をかけられることがときどきあります。シロフクロウという名前のとおり真っ白な姿を想像しますが、そのようになるのはオスだけで、メスのシロフクロウには体中に黒いまだら模様があるのが特徴です。

 シロフクロウは本来寒冷な北極圏のツンドラ地帯に生息しており、日本の夏の暑さには強くありません。そのため、展示場には扇風機を設置し、植栽によって日陰を作るなどの暑さ対策をしています。植栽はツンドラ地帯に生える針葉樹をイメージし、コニファー(園芸用の針葉樹)を植えました。井の頭自然文化園に新しく仲間入りしたシロフクロウたちをぜひ見に来てください。

※2014年8月15日追記──残念ながら8月13日に1羽が死亡しました。

写真上:砂の上で休むシロフクロウ
写真下:展示場のようす

〔井の頭自然文化園飼育展示係 大西一馬〕

(2014年08月08日)
(2014年08月15日)



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