蒸し蒸しとする日が増えてきました。井の頭自然文化園の「いきもの広場」でも、どんどん夏の装いとなり、観察できる生き物の種類も増えてきています。
秋から初夏にかけて、広場にある落ち葉の山を掘り返すとカブトムシの幼虫がごろごろと出てきます! 何匹見つけることができたか、ときには子どもどうしで競争が始まったり、目を輝かせたお父さんが子どもそっちのけで土を掘り返したり、広場の中でも人気のスポットになっています。
さて、その落ち葉の山のカブトムシの幼虫たちですが、現在、成虫になるためにつぎつぎと蛹に変わりつつあります。蛹のときに掘り返してしまったり、蛹を傷つけてしまったりすると、成虫になったときにあごや手足が曲がってしまったり、成虫になれずに死んでしまったりすることがあります。
そこで、次の幼虫のシーズンまで、カブトムシの落ち葉の山はしばらく休止します。幼虫たちがりっぱなカブトムシになれるようご理解をお願いします!
写真上 :今年のカブトムシの幼虫(1)
写真中央:今年のカブトムシの幼虫(2)
写真下 :昨年発見したカブトムシの成虫
(2014年06月09日)
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