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サーバルの子ども公開まで
 └─多摩 2023/01/06
※2023年1月8日、多摩動物公園のサーバル「コナ」(メス)が残念ながら死亡しました。こちらのお知らせをご覧ください。



 2022年10月22日に3頭のサーバルが誕生して約3か月が経ちましたので、公開までのようすをご紹介します。

 子どもたちの名前はそれぞれ「コピ」(オス)、「モカ」(メス)、「コナ」(メス)です。母親は「アキ」、父親は「アポロ」で、アキにとっては初めての子育てになります。

 多摩動物公園でサーバルの子どもを公開するのは2019年以来、約3年ぶりです。今回、子どもが生まれる前日まで、アキの採食や動きなどのようすはふだんとあまり変わりませんでした。班員どうしで「まだ産む気配がないからもう数日は産まないだろう」という話をしたその翌日に、夜間の監視カメラで出産を確認したため驚きました。

 生まれた当初は母親にストレスをあたえないよう、極力のぞかないようにしています。さらに設置しているカメラでは巣箱の奥がうまく映らなかったため、複数頭は確認できるものの、はっきりと頭数を判断できない状態が続きました。

 10日ほど経つと子どもは少し大きくなり、母親の警戒が少し弱まったため、11月3日に正確な頭数確認と性別判定をおこないました。


性別を確認しているようす

 生後1か月後にはワクチン接種し、マイクロチップを挿入します。このころから、えさの肉に対して興味を持ち始めます。また、サーバルやライオンなどの飼育動物は、ワクチンを接種してから外の放飼場に出すようにしているため、接種後最初の休園日、11月24日に放飼練習をおこないました。

 放飼場への扉を開けると、アキはすぐに出ていきましたが、子どもたちは警戒したようすで、外に出る気配はありませんでした。少しして1頭が扉の前までは来ましたが、すぐに部屋の巣箱に戻り、アキも子どもを気にして部屋に入ってしまいました。その後しばらく経っても動きが見られず、結局子どもたちは外に出ることなく初めての放飼練習が終わりました。

 それから1週間後に再度練習をおこなったところ、開始20分後に子どもたちが扉の近くまで進み、さらに10分ほど経つとコピが勢いよく出て、それにつられるように残りの2頭も放飼場に出ていきました。放飼場で水を飲んだり、箱の上に登ったりと元気に活動していました。その後、放飼場に対しての警戒が見られなったことから順調に練習が進み、無事公開の日を迎えることができました。

 サーバルは生後半年ほどでおとなと同じぐらいの大きさになります。生後1年ほど経つと兄妹どうし、親子どうしで激しい闘争が起こるようになるため、部屋を分けて生活することになります。親子4頭で放飼場にいるようすを見ることができるのは残り10か月ほどですが、あたたかく見守っていただけると幸いです。


左からモカ、コピ、コナ

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12/8 サーバルの三つ子を公開します!(2022年12月5日)

(2023年01月06日)
(2023年01月08日:コナの死亡について追記しました)



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