上野動物園で2020年10月31日に生まれたアジアゾウの子ども「アルン」(オス)は順調に成長しています。

アジアゾウの母子「ウタイ」と「アルン」
(撮影日:ともに2021年1月13日)
上野動物園は2020年12月26日から2021年
2月7日 3月7日まで臨時休園となっていますが、いつもより静かな園内のようすを気にすることもなく、アルンはすくすくと成長しています(臨時休園の
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悪天候の日以外は、動物舎に隣接する屋外スペースに母親の「ウタイ」とともに移動して、日光浴をしています。よく寝て、よく遊び、ウタイの周りを駆け回ったり、鼻で水を吸い上げたり、ものをつまみあげたりしようとする行動も観察できるようになってきました。
1月14日に測定した体高は108cmで、生まれたときより8cm大きくなりました。
【動画】音声があります
2021年1月31日追記:アルン初めて屋外放飼場へ!
2021年1月26日(火)、臨時休園中の静かな環境を利用して、アジアゾウの母子ウタイとアルンが初めて屋外放飼場に出ました。
ふだんこのエリアを使用している2頭のメス「ダヤー」と「スーリヤ」は動物舎に戻し、飼育係が見守るなか、親子2頭だけで過ごしました。アルンにとっては初めての場所でしたが、母子ともども落ち着いており、約30分で終了しました。
最近はウタイから離れてひとり遊びもするようになっていたアルンですが、さすがに今回はウタイにぴったりと寄り添い、離れようとはしませんでした。
今後も、天候や親子のようすを見ながら屋外放飼場に出す練習を続けていきたいと思います。

屋外放飼場に出るアジアゾウの母子ウタイとアルン
(撮影日:2021年1月26日)
【動画】音声があります
2021年2月16日追記:アルン屋外放飼の練習中!
2021年1月26日(火)に初めて屋外放飼場に出たアジアゾウの母子ウタイとアルンですが、その後も屋外放飼場に出る練習を続けています。今回はそのようすをお伝えしましょう。
2月11日(木)13時40分過ぎに扉を開けると、母子は落ち着いたようすで外に出てきました。おだやかな日差しのなか、ウタイがのんびり青草を食べている横で、アルンがひとり遊びをするような行動も観察できました。
ウタイが動き出すと相変わらずぴったりと寄り添いますが、初めてのときよりもリラックスしているように見えるのは、練習の成果のあらわれかもしれません。
今後も、天候や親子のようすを見ながら練習を続けていきたいと思います。

屋外放飼場のアジアゾウの母子ウタイとアルン
(撮影日:2021年2月11日)
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(2021年01月31日:近況について追記)
(2021年02月03日:臨時休園期間について更新)
(2021年02月16日:近況について更新)