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ハシビロコウ「シュシュ・ルタンガ」が死亡しました
 └─上野  2018/03/02

 上野動物園のハシビロコウのオス「シュシュ・ルタンガ」が昨日2018年3月1日、残念ながら死亡しました。死因は動脈硬化と感染症による心不全です。


 シュシュ・ルタンガは2007年6月21日、ドイツのフォーゲルパークから来園しました。年齢は推定23歳以上です。

 2018年1月下旬から右脚裏に出血が見られ、バックヤードで治療をおこなっていましたが、2月中旬に関節部に炎症が生じ、歩行時に脚を引きずるようになりました。元気を取り戻したようすも一時的に見られましたが、3月1日午後に脱力が見られ、17時45分に死亡を確認しました。解剖の結果、重度の動脈硬化が見られ、感染症を併発したため心不全を発症したものと思われます。今後、病理組織検査などを実施し、さらに詳細な死因について検討をおこないます。

 シュシュ・ルタンガは野生由来の個体です。上野動物園のメスたちと同居を試みてきましたが、繁殖にはいたりませんでした。他の個体にくらべて人に慣れない性格で、とくに女性に向かってくることもある気の強い一面もありました。

 上野動物園のハシビロコウはシュシュ・ルタンガの死亡後、オス1羽、メス3羽となりました。

(2018年03月02日)


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