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ゴールデンターキンの「踊巓」(ようてん)が死亡しました
 └─多摩  2015/12/19

 本日2015年12月19日(土)午前9時40分、多摩動物公園のゴールデンターキンのオス「踊巓」(ようてん)が死亡しました。


ゴールデンターキン「踊巓」、2014年8月29日撮影

 開園前の午前9時15分頃、飼育担当者が飼育室内でゴールデンターキン全頭に問題がないのを確認し、展示場に出すための準備を別室でおこなっていました。9時20分ごろ、物音が聞こえたので飼育担当者確認に向かったところ、踊巓が寝室扉の上部の窓にある格子に頭をはさみ、動けなくなっているのを発見しました。職員複数名で救助作業にあたりましたが、頭をはずすことができず、9時40分に死亡を確認しました。死因は窒息死です。

 踊巓は2014年3月30日に多摩動物公園で生まれた個体です。母親は「鶯姫」(オーキ)(2005年、多摩動物公園生まれ)、父親は「テン」(2009年、陝西省稀少野生動物緊急救助飼養研究センター生まれ)。踊巓の死亡後、多摩動物公園のゴールデンターキン個体数はオス2頭、メス4頭となりました。なお、日本国内全体では、多摩動物公園も含め3つの施設で合計オス5頭、メス6頭のゴールデンターキンを飼育しています。

・ゴールデンターキンについて
 ゴールデンターキンはウシ科の動物です。種和名は「ターキン」ですが、亜種は4種が知られています(アッサムターキン、ブータンターキン、スーチョワンターキン、ゴールデンターキン)。ゴールデンターキンはおとなのオスの体毛が金色(ゴールデン)に見えるので、その亜種名がつけられました。分布は中国陝西省秦嶺山脈、甘粛省東南部。標高2,400〜4,200メートルの高山にくらしていますが、開発により数が減り、中国ではジャイアントパンダやトキなどとともに「第一級保護動物」に指定されています。

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(2015年12月19日)


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