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ジャイアントパンダ2頭を同居させ、交尾を確認しました
 └─上野  2013/03/12

 上野動物園のジャイアントパンダが繁殖期に入り、状態を見きわめて同居させたところ、交尾を確認しました。

 上野動物園のジャイアントパンダ、リーリー(オス)とシンシン(メス)は、ふだん別々の部屋・運動場でくらしています。一般的に、ジャイアントパンダの繁殖期は2〜5月。繁殖期になると、行動が活発になったり、においつけ行動をしたり、水浴びで体を冷やしたり、食欲が減退したり、「恋鳴き」という繁殖期特有の声を出したりします。

 発情期間は約2週間ですが、そのうち受精が可能になるのは数日間だけです。上野動物園では2頭のようすを注意深く観察してきました。

 2013年3月11日(月)17時ごろ、柵ごしに「お見合い」をさせたところ、頻繁に鳴き交わす行動が見られました。また、メスのシンシンが腰を落とす姿勢も見せたため、強い発情の徴候と判断し、17時20分ごろ同居させました。
 その結果、18時頃、数分間の交尾行動を確認。交尾の後、18時5分には2頭をそれぞれの部屋に戻したところ、2頭とも落ち着いたようすで休息に入りました。

(2013年03月11日18時頃撮影)


 3月12日(火)朝にも頻繁に鳴き交わす行動が見られため、午前7時30分から2頭をいっしょにしたところ、8時13分に数分間交尾行動を確認。8時15分頃にはそれぞれ別の運動場に出しました。

 3月12日以降も、引き続き2頭のようすを観察し、状況に応じて同居を試みます。展示再開については2頭のようすを見て、あらためてお知らせいたします。


<関連サイト>
上野動物園のジャイアントパンダ情報サイト「UENO-PANDA.JP」

(2013年03月12日)



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