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ジャイアントパンダ母子の状況(1)子を保育器へ
 └─上野  2012/07/07

 こちらのニュースでお知らせしたとおり、2012年7月5日、上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」が出産しました。子は1頭です。7月の6日夜から7日にかけての状況をお伝えします。

 7月6日午後11時半ごろ、子どもが母親シンシンの胸元から離れたり、子どもの鳴き声が弱くなる状況が観察されました。その後、シンシンは竹とタケノコを食べはじめ、子どもが母親から離れたため、夜間監視をしていた飼育職員と獣医師が子をいったん取り上げて、状態を確認しました。なお、体重は133.1グラム、性別はオスでした。

 子の体が少し冷たく感じられたので保温し、その後母親に戻しましたが、シンシンは引き続きタケノコを食べており、子どもを抱くようすが見られなかったので、7月7日午前1時ごろ、あらかじめ準備しておいた保育器に子どもを収容しました。

 保育器内では保温につとめ、人工乳を哺乳瓶で与え、排泄をうながしています。現在、保育器内で安静を保ち、飼育職員と獣医師が注意深く経過を観察しています。午後1時現在、シンシンは横になって休んでいます。

※写真は保育器。7月7日正午ごろ撮影。

(2012年07月07日)



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