井の頭自然文化園を代表する動物「ニホンリス」。ニホンリスをテーマに、特別展「ニホンリスを知っていますか?──森の動物ニホンリス展」を開催します。
ニホンリスは本州や四国などに分布する日本固有の哺乳類。東京都内でも奥多摩町などに生息しています。井の頭自然文化園の「リスの小径」には、80頭以上のニホンリスが放し飼いにされており、来園者はリスたちの行動を間近で観察できます。しかし、野生リスの生活はまだまだ謎が多いにもかかわらず、人間の開発によって生息域は狭められています。
今回の特別展では、リスに関するさまざまな情報を、「リス・ムササビネットワーク」の協力を得てご紹介します。また、動物解説員によるガイドツアー「ニホンリスウォッチング」もおこないます。
期間 2007年2月20日(火)から
3月31日 7月20日(金)まで会期延長(月曜休)
会場 井の頭自然文化園、本園の資料館1階
内容
○解説パネル、骨格標本、食痕や糞・巣の実物標本によるニホンリスと日本産リス科動物の紹介。長野県でリスの撮影をおこなっている写真家・加藤静さんの作品展示。
○ガイドツアー「ニホンリスウォッチング」:2007年3月11日(日)と3月25日(日)の午前11時から約45分間実施します。本園の「リスの小径」入口にお集まりください。
○赤外線カメラによるリス巣箱の映像上映:現在、リスの寝姿が観察できます(時間帯によってはリスがいないこともあります)が、繁殖期は2月から6月ですので、うまくいくと、世界で初めてニホンリスの出産や子育てを公開できるかもしれません。
○「リスになってみよう」コーナー:リスの顔出しパネル、耳・しっぽのリス変身セットで、リスになってみませんか。人間がリスの大きさになったしたら、オニグルミはどんな大きさ、どんな重さでしょうか。模型で体感してください。
共催
井の頭自然文化園、
リス・ムササビネットワーク
協力
戸隠地質化石館、多摩森林学園、帯広畜産大学
写真上:ニホンリス
写真中:会場風景
写真下:リスの巣のモニター映像
(2007年2月9日)