催し物
特設展紹介[4]アメフラシ──葛西 9/7
 アメフラシは軟らかい体をさらけだしていますが、小さな貝殻が背中に隠れています。水族園ではこの貝殻も展示しています。うすい貝殻の端に巻貝の頂点にあたる突起部分があるのを見れば、巻貝と同じ仲間だということがわかるでしょう。
 敵に襲われると、アメフラシは背中からモクモクと紫色の液を水中に吹き出します。粘性の液には、餌である海藻からもらった化学物質も含まれていて、敵は液にまかれて身動きができなくなるようです。
 アメフラシはおもしろい交尾のしかたをします。アメフラシは雌雄同体、つまり一つの個体がオスでもありメスでもあり、卵と精子の両方を作ります。複数の個体が連なって交尾をすることもあり、そんなときは同じ個体がオスとメスの両方の役割を果たします(残念ながらアメフラシの展示はしばらくお休み中です)。
(くわしくはメールマガジンZooExpressのNo.24 をどうぞ)



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