戦後60年をむかえた本年(2005年)、戦中・戦後の上野動物園の記録を、写真パネルや剥製の展示で紹介します。
展示タイトルにもある「カテリーナ」は、1931年、エチオピア皇帝のハイレ・セラシェ1世から日本の皇室に贈られ、上野動物園で飼育することになったライオンのメス。このとき、いっしょにオスの「アリ」がやってきました。カテリーナとアリのあいだには、21頭もの子どもが誕生。しかし、1943年、2頭とも薬殺されてしまいました。
会場では、子ども動物園で戦後活躍したロバ「一文字」の剥製や、1931年に作られた動物慰霊碑プレート、カテリーナ処分時のメモ、猛獣処分に関する報告書など、当時にまつわる品々を展示します。
会期は2005年7月23日(土)から9月11日(日)、午前10時から午後4時 30分。会場は西園の動物園ホール1階にある「ズーポケット」です。
(2005年7月22日)
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