※ガイドツアーの募集は終了しました。ありがとうございました。
井の頭自然文化園では、資料館特設展
Art and the Zoo vol.7「黒沼真由美展──レースで編む日本のいきもの」を開催します。今回で7回目となる「Art and the Zoo(※)」は、解剖学的な正確さをもってさまざまな生き物をレースで編む黒沼真由美氏の作品展です。
当園で大切に飼育、展示されている日本在来種の生き物たちの、一見派手ではないが見れば見るほど奥深い美しさ、かわいさに魅了され、観察してレース編みをつくりました。そのなかに日本鳥学会の初代会長であった飯島魁に献名された、銅色に輝くコシジロヤマドリ
Syrmaticus soemmerringii ijimae も含まれています。茶系のバリエーション豊かな羽を持ち、ほぼ日本でしか繁殖しないミゾゴイ、りりしくかわいいツシマヤマネコ、貝を使った産卵が珍しいタナゴ類のなかでも、朝焼けのような婚姻色美しいミヤコタナゴ、井の頭池の「かいぼり」で復活したイノカシラフラスコモ、再展示予定のタガメをレースで編み、山階鳥類研究所由来の標本を多数所蔵するインターメディアテクで描いた鳥や動物の剥製、骨格標本など参考にしたデッサンも併せて展示します。
※「Art and the Zoo」とは
井の頭自然文化園では、これまで彫刻館の一部を使用してさまざまな作家の作品を特設展として展示してきました。今後はさらに資料館や園内に場所を広げ、芸術と動物園をつなげるような特設展を実施していきます。
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ヤマドリ | ヤマドリ舎で展示中の コシジロヤマドリ |

ミヤコタナゴ
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ヤマネコ | タガメ |
期間 2022年9月6日(火)~11月13日(日) 9時30分~16時30分
場所 井の頭自然文化園 動物園(本園) 資料館1階
出展 黒沼真由美 氏 →
公式サイトはこちら
【黒沼氏プロフィール】
東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業、同大学院美術研究科油画技法材料研究室修了。
目黒寄生虫館でサナダムシの標本を見て独学でレース編みを始める。日本の寄生虫学と動物学の共通の先駆者である飯島魁博士がサナダムシの後に研究したさまざまな六放海綿(カイロウドウケツなどのガラス海綿)を編んで以降、あらゆる生き物を解剖学的なリアルさをめざして編んでいる。
著書:『マンガで読む発酵の世界』(緑書房)、ポスター装画: ダニ系統樹ポスター「ダニとその仲間たちの進化の足跡」(キウイラボ)。

黒沼真由美氏
関連イベント「展示作品と園内ガイドツアー」(仮称)
黒沼氏と動物解説員がいっしょに園内を回りながら、作品や動物の特徴についてお話をします。
日時 2022年11月5日(土) 11時~12時30分
応募方法
受付フォームで以下のとおりお申し込みください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netおよび@form.kintoneapp.comからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。
なお、お申し込み後に自動返信メールが届かない場合は、井の頭自然文化園 教育普及係まで電話にてご連絡ください。
《こちらの受付フォームからお申し込みください》
※外部サイト(kintoneapp.com)に移動します。kintoneapp.comは、トヨクモ株式会社が管理運営するウェブサイトです。今回のプログラム参加者募集に際して応募者の方々からご提供いただく個人情報は、トヨクモ株式会社が管理するサーバーに厳重に保管し、目的のための使用終了後、すみやかに削除するなど、厳正かつ適正な運用をおこないます。
【問い合わせ先】井の頭自然文化園 教育普及係 0422-46-1100(代表) ※受付時間は9時30分〜17時
【締 切】2022年年9月30日(金)送信分まで有効
※募集終了しました。
応募の注意事項
- 応募は1組につき1回に限ります。同じ応募者による複数の応募はすべて無効となりますのでご注意ください。
- 応募者多数の場合は抽選とし、当落にかかわらずお知らせします。
- お申し込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該プログラムに関するご連絡のみに使用いたします。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。
(2022年08月25日)
(2022年10月02日:ガイドツアーの募集終了について追記)