上野動物園は、明治15年(1882年)に農商務省所管の博物館付属施設として開園した、日本で最初の動物園です。
2022年3月20日には開園140周年を迎え、
「はじまりはいつも上野から──動物園が、未来の動物たちにできること」をキャッチコピーに、絶滅の危機に瀕している野生動物たちをはじめとするすべての生き物や、環境のために何ができるかを考えることをテーマにした記念企画を開催してまいりました(詳しくは
こちらのページをご覧ください)。
夏休み期間中には、より多くの方に140周年を迎えた上野動物園をお楽しみいただけるように、さまざまな企画を実施します。
1.ウェブ連載「上野動物園 この10年」
開園140周年の歴史のなかで、2012年3月から2022年3月までの10年間の主なできごとを振り返る記事を、上野動物園公式サイトで連載します。毎月1日と15日に掲載予定です。
期間 2022年8月1日(月)〜2023年3月1日(水)
2.飼育係による解説パネル展「見たい!知りたい!どうぶつえん」
動物について知ってほしいポイントや見どころについて、とっておきの写真と飼育係による手書きの解説のパネルを10ヵ所ほど動物舎前に掲示します。あわせて、その動物が野生でおかれている現状や当園が取り組んでいる保全の取組についても紹介します。夏休み期間中に来園するお子さまに楽しんでいただけるよう、小学生以上を対象とした内容です。
期間 2022年7月26日(火)~8月28日(日)
場所 東園 ゾウのすむ森・世界のサルなど
西園 パンダのもり・アフリカの動物など
3.ぬり絵投稿キャンペーン「#ぬり絵で140周年」
140周年ロゴマークのぬり絵台紙を上野動物園公式サイトで公開するほか、園内で配布します。ご自宅で色を塗る、またはデータにペイントしていただき、あなたが考える「未来の動物たちにできること」もぜひお書きください。
完成したぬり絵を指定の方法でご応募いただくと、
開園140周年特設インスタグラムのストーリーズ、または西園無料休憩所でお披露目します。
参加方法
○ インスタグラム
指定するハッシュタグ「#ぬり絵で140周年」をつけて完成したぬり絵の写真を投稿してください。投稿のなかから140周年企画担当者が選んだ作品を、140周年特設インスタグラムでご紹介します。また、作品を印刷して西園無料休憩所にも掲出する場合があります。
・応募期間 2022年8月2日(火)~8月31日(水)
○ 応募箱への投函
上野動物園内のさるやまキッチンと西園無料休憩所に応募箱を設置します。投函していただいた作品は順次西園無料休憩所に飾ってお披露目します。
なお、応募多数の場合は展示する期間を区切ることがあります。また、作品を140周年特設インスタグラムでご紹介する場合があります。
・応募期間 2022年8月2日(火)~8月16日(火)
ぬり絵作品の紹介期間
2022年8月9日(火)~8月31日(水)
ぬり絵台紙のダウンロード
こちらからダウンロードしてご使用ください(どちらも同じ絵柄です)。
ぬり絵台紙(JPG、約580KB)、
ぬり絵台紙(PNG、約280KB)
※ぬり絵作品を紹介する際には、応募した方への事前確認をいたしませんのでご了承ください。
※記載内容によっては掲出およびインスタグラムでの紹介ができない場合があります。
※本イベントは、Meta Platforms, Inc.とはいっさい関係ありません。

ぬり絵台紙
ダウンロードはこちらから(PDF、約230KB)
4.世界トラの日企画 ライブ配信とクイズ「未来のためにトラ保護にトライ!」
世界トラの日(毎年7月29日)は、世界トラ保護会議「トラサミット」で制定された、絶滅危惧種であるトラの現状を知り保全のためにできることを考える日です。当園はこれにちなみ、
認定NPO法人トラ・ゾウ保護基金(以下「JTEF」)とともにトラの現状や保全の紹介をおこなうための催しを開催します。
インスタグラムライブ配信
日時 2022年7月29日(金) 9時15分〜(15分程度)
※終了時間が前後する場合があります。
内容
上野動物園の職員とJTEF理事長の
戸川久美氏が、絶滅危惧種であるトラの現状や保全のためにできることを紹介します。
【戸川氏プロフィール】
1997年にトラ保護基金を設立。10年間他団体で保護基金プロジェクトを担当、2009年に認定NPO法人トラ・ゾウ保護基金を設立。インドで現地パートナーと20年以上トラ保護活動をおこなっている。
クイズの配布およびグッズ販売
期間 2022年7月29日(金)~7月31日(日) 11時~13時
場所 東園 ゴリラ・トラの住む森
内容
JTEFが作成した、野生のトラが絶滅の危機に瀕している理由や保全について紹介するクイズを配布します。クイズの答え合わせに来ていただいた参加者には、各日先着100名にすてきなプレゼントがあります。
また、売り上げの一部がトラなどの野生動物の保護活動にあてられるグッズの販売もおこないますので、ぜひお立ち寄りください。
5.世界ゾウの日企画 ライブ配信とパネル展示「上野動物園のゾウ飼育──今までとこれから」
世界ゾウの日(毎年8月12日)は、野生生物を中心とした映像作品の制作・監督をしているカナダ人の Patricia Sims氏とタイの保護団体
Elephant Reintroduction Foundationによって制定された、世界中でゾウの保護を呼びかける日です。当園はこれにちなみ、ゾウについて知っていただくための催しを開催します。
YouTubeライブ配信「動物園が未来のゾウたちにできること」
日時 2022年8月12日(金) 12時30分〜13時15分
※終了時間が前後する場合があります。
内容
アジアゾウの飼育係と動物園動物繁殖学の研究者である
楠田哲士氏によるライブ配信を実施します。
※
東京ズーネットYouTubeチャンネルから配信します。
【楠田氏プロフィール】
国立大学法人東海国立大学機構岐阜大学 応用生物科学部 准教授
動物繁殖学研究室/動物園生物学研究センター センター長
パネル展示「上野動物園の歴代ゾウ」
期間 2022年8月9日(火)~8月16日(火)
※8月11日(木・祝)~16日(火)は、20時まで開園時間を延長します。
内容
上野動物園が初めてゾウを飼育した明治21年(1888年)から、今年で135年目になります。そこで、当園におけるゾウ飼育の歴史を振り返るパネル展を実施します。
【HTTの取組みについて】
夏の電力逼迫を受け、本イベントは、みなさまの安全に配慮しながら節電して実施する予定です。暑い夏を迎えました。ご家庭ではエアコンは切らずに熱中症に注意して節電に取り組みましょう。
電力を「へらす」「つくる」「ためる」HTTに、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
なお、今後の新型コロナウイルス感染症対策、電力逼迫状況により開催方法が変更となる場合があります。
(2022年07月14日)
(2022年08月10日:5.世界ゾウの日企画 ライブ配信とパネル展示「上野動物園のゾウ飼育──今までとこれから」を修正)